設立日誌

焙煎機を購入して店舗を構えるまでの日々の記録です。

小屋計画1

4月 9th, 2017

小屋を建てたらどうか、
というアイディアをもらってすぐ思い浮かんだ場所がありました。
私が住むとなりの町に、
祖母の兄弟7人がお金を出し合って建てた山荘があります。
遠方に住む親戚たちが夏休みや紅葉の季節に泊まるための建物で、
近所に住む祖母の弟さんが管理人をしてくれています。
私も子どもの頃は夏休みやゴールデンウィークに家族で泊まりに来ては
バーベキューをしたり、近所の山で山菜やカブトムシを探したり、花火を見たりした
思い出の山荘です。
その山荘の向かいに梅の木が1本あるだけで使っていない畑があったのです。
 
IMG_8866
さっそく管理をしているおじさんのところに行って、
恐る恐るもごもごと相談してみました。
すると、間髪入れずあっさり「いいよ。」との返事。
こうして、焙煎機を置く小屋の計画がはじまりました。
 
といっても、まだまだ小屋のイメージは曖昧なまま。
小屋作りムック本を手に、建築手順をイメトレしたり、
建築家・中村好文さんの本
『パン屋の手紙─往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで』
を読む中でやっと理想的な作業小屋の姿が立ち上がってきました。
 
1、広さは建築申請が不要の10平米以内
2、片流れの屋根、せり出した軒下にウッドデッキ
3、将来使えるように、接客用の開閉式の大きめ窓と試飲カウンター
4、薪ストーブと断熱の仕組み(冬でも1日作業できるように)
5、収納用のロフト
6、焙煎用の電気とガスを引く、水道はなし
7、駐車スペース
8、子どもたちが遊べるような芝スペースにベンチ
9、花やハーブを植える
10、山荘のトイレを改修する(簡易水洗に)
 
いまのところ、こんな風なことを考えています。
幸い、梅の木は切らなくてもよく、
山荘の周辺は山林と畑ばかり。眺めもなかなか良好です。
小屋のアイディアをくれた師匠にも見に来てもらい、
いいんじゃないか、と言ってもらえました。
 
さてさて、これからです。

小屋計画はじまり

3月 16th, 2017

さて、手回しでは通販が再開できそうにないなー、と
悩みながら焙煎機を回しし続けた2016年。
そして新年明けて2017年。
まだ子どもたちも小さく、お店を新装開店するほどの時間もお金もない。
でも、少しずつ活動するにはどうしたらいいのか。
保健所に出向いたり、パソコンに向かって調べたり、
知り合いのコーヒー屋さんに質問を投げかけたりしてわかったことは、
長野県内もマルシェやクラフトフェアや手づくり市がさかんだけれども、
別に保健所がゆるいわけじゃない、ということでした。
 
実際には現在全国にコーヒー屋台が存在していて、
本や雑誌でそれは楽しそうに紹介されているのですが、
それは自治体の基準が優しいか、
あるいは自己責任で強行しているかで、
どうやら私の住む町は東京並に厳しいらしい。
ドリンク販売したければ、移動販売用の設備を整えた車でないと無理。
露店での屋台や自転車や人力車でのコーヒー販売は法律で定義されていないので、
許可できないとのこと。
中古車を買って自力で改装するにしてもかなりの費用が掛かりそうです。
ここで一度がっくり。
 
そこで、どうせお金が掛かるならば
いっそ東京に置き去りになっている焙煎機を運んでこよう、と
考えるようになりました。
まずは焙煎機のメーカーに運び出しに必要な経費の相談。
これは東京と長野での電圧の違いに対応してもらうことと、
搬送に必要なバラシをしてもらうだけに絞らせてもらって
なんとか無理のない金額に。
 
あとは置き場所です。
最初は借家のつもりであちこち聞いて回っていました。
ところが、セルフビルドの家に住んでいる知人に相談したところ、
小屋を建てたらどうか、というアイディアをもらいました。
確かに煙突を建てたり、ガス、電気を使わせてもらったり、
近隣への煙の出ることなどを考えると借家で家賃を払いながら気を使うよりも、
最初に経費を押さえて小屋を建ててしまった方が自由で、将来的には安上がりになりそうです。
という訳で、長くなってしまったので、
今回はここまで・・・

お知らせ, 設立日誌 at 3月 16th, 2017. No Comments.

移住から1年

3月 9th, 2017

本当にご無沙汰しております。
長野県に引っ越してもうすぐ1年が経過します。
 
あっという間、慌ただしく日々が過ぎてしまいました。
コーヒーの焙煎も手回しの焙煎機で日々続けていたのですが、
通販サイトを復活するほどの量を確保できる環境が整わず、
もし心配して時々のぞいて下さっている方がいらっしゃるとしたら、
本当に申し訳ありませんでした。
 
まずは現況のご報告を。
東京のお店2軒に細々とコーヒーを送らせて頂いております。
 
人形町の”人形町三日月座”さん
http://www.facebook.com/mikazukiza78/
脚本家で映画監督の柏原寛司さんのお店です。
月替りでシングルオリジンのコーヒーをお届けしています。
店内でメニューとしてサイフォンで提供しているほか
100g豆(粉に挽くこともできます)とドリップパックを販売して頂いています。
 
新宿ゴールデン街のバー”銀河系”さん
http://www.facebook.com/gingakei5
俳優で映画監督の今泉浩一さんが店主をされている
”カフェ銀河系”の時間のみ(土日の夕方)ですが、
シングルオリジンのコーヒーをハンドドリップで2種類〜4種類出して頂いています。
 
どちらも定休日のほか、不定期でお休みの時がありますので
ご来店の前に予定を確認してみてください。
2店舗とも、私が以前に映画館で働いていた時のご縁でつながっているお店です。
ありがたや。
 
まだ通販は復活していないのですが、
ワクワクするご報告がありますので、
またそれは次回の投稿で、、、、

焙煎室準備中

10月 28th, 2012

 

焙煎室が本当に少しずつ少しずつ完成に近づいています。
その地道すぎる経過。

 

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コーヒーの友

9月 16th, 2012

 

珈琲サイフォンの焙煎講座の仲間3人が遊びに来てくれました。
まだほとんど人が来たことのない店内。
(というか、まだ未完成だし)
少し緊張して、掃除をしたり物の配置を動かしながら待っていたのですが、
久しぶりの再会ということもあって話に花が咲き、
寛いでもらえたようで、ほっとしました。

 

 

みんなそれぞれにお店を準備中だったりするのですが、

特に高橋さんは自家焙煎の喫茶店を明日オープンの予定!
この日も備品の買い出しついでに来てくれたのでした。

コーヒーをメインに軽食とデザートが華を添える、
正統派喫茶店になりそうですよ。

お近くの方はどうぞ足を運んでみてください。

 


9/16(日)11:00a.m. 開店
東京都中野区野方5-16-6 1F

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焙煎機の搬入日

8月 25th, 2012

8月2日、3日で
焙煎機の搬入作業が行われました。
その記録。


 

 

その日の朝。私はといえば、もうまったく落ち着きません。

ずっと懸案事項だったのが、

焙煎室が狭い階段を上がった2階にあるということ。

焙煎機を組み立てた状態では階段をのぼることが難しい・・・。

そこで、かなり細かく分かれた状態で持ってきて頂き、

窓から入れることに。

 

 

 

 

重機を近所でお借りしてくることも考えにありましたが、

父が焙煎機の一番重たい部品を持ち上げてみて、

「思ったより軽いよ。これなら手で持ち上げられるな。」と言ったことから、

焙煎室脇にトラックを横付けにし、

下から持ち上げ、上でキャッチという人力作戦を取ることに。

繊細な機械なのでぶつけたりしないかとハラハラしましたが、

無事搬入完了。

カネテツの力持ちの方々に大変お世話になりました。

 

 

心配して見守っているだけなのに

どことなく現場監督のような母の図。

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ロゴ完成。

8月 12th, 2012

カネコーヒーのロゴ。
小さな工場のイメージで作って頂きました。
煙突から出る煙部分は季節や気まぐれによって変えていく仕様。
パッケージやショップカードもこれから準備です。

 

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焙煎室経過

8月 12th, 2012

はっ!経過を全然ブログにアップできてない・・・

今回の工事は、私の実家である鉄工所の脇にある、
何年も使われていなかった休憩室を焙煎室にしようというものでした。

 

 

外観はこんな風。1階は鉄工所で使用している備品置き場。

小さな階段を上がって2階が焙煎室予定地。

 

ビフォーアフターみたいになってしまいましたが、
2階内部がこんな風になりました。

 


         ↓

 

壁の色はさんざん悩んだ末、
大好きな映画、小津安二郎監督の『お早よう』を見直して、
そこに多用されているベージュと水色を
映画のモニターに色見本を当てながら選びました。

 

 

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はじまり

6月 22nd, 2012

はじめての出張喫茶は渋谷にあるユーロスペースという映画館でした。
山岡大佑監督(現在「全力映画」というプロジェクトに参加中)の

ロストガール』という作品の宣伝をお手伝いしていた流れで、
ご来場のお客様にコーヒーを配ることになったのです。

 

早めにスタンバイして、チケットの売れ行きを睨みながら、
コーヒーを入れ続けていました。
無料配布のコーヒーですから、厳しいことをおっしゃる方がいないのは当然ですが、

自分で焙煎と抽出を担当しおいしいと思うコーヒーを
たくさんの方に直接手渡すことは幸せな経験でした。

きっとこのことが何しろすべてのはじまりだったと思います。

 

カネコーヒーという名前は、
神保町の映画館“神保町シアター”で出張喫茶をする際、
告知するのに何か屋号が必要ですね、ということになり、
現支配人に冗談みたいに付けてもらった名前です。
なんとなくはじまった名前なのですが、

私の苗字カネコ+コーヒーという分かりやすさと、

実家の「カネテツ」に近い響き、

そしてコーヒーの焙煎という職人的な領域とのほほんとした名前のギャップが気に入って使い続けています。

支配人にサラッと書いてもらったわたしの似顔絵も

これまた別のスタッフさんにハンコにしてもらい、あちこちで大活躍してきました。

 

 

振り返ってみると、

一人チマチマと続けてきたことが、
いろんな方の手によって実体を得てきたような感じがします。

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壁の色

6月 3rd, 2012

 

近頃は映画を見ても、 町を歩いていても、
焙煎室のことが頭にあるもので、
この色は壁にどうだろうか、と考えてしまいます。

 

いまのところの候補は2つ。

まずは、松本にあるアガタの森文化会館の壁。
これは旧制松本高等学校の校舎だった大正時代の建物で、
壁はわずかに緑の入ったグレーです。

 


もう1つは、昨日見たアキ・カウリスマキ監督『ル・アーブルの靴みがき』に
あちこち登場する明るめのブルーグレー。

 

 

今回の作品はこの系統のブルーグレーが
全体を通して印象的でした。
しかも、劇中で登場する黄色の花柄ワンピースとの相性の良さったら!
カウリスマキの映画はいつも配色が絶妙ですね。
・・・最終決定までもう少し悩みます。

設立日誌 at 6月 3rd, 2012. No Comments.

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